その他 : 上からアルファベット&平仮名の順番。

・ABC
 Degradation(サイト名)
 XGが管理するサイト。
 荒らし依頼は受け付けず雑談が中心の管理人いわく、紳士淑女の社交場。
 サイトの外見は退廃的な廃墟のような作りになっていて、界隈の名物の一つにもなっている。

 Fuckin' Kingdom(サイト名)
 荒らし界の中では比較的有名なサイトで、UGの他の界の有名人もよく訪れる。
 中世ヨーロッパの城を模したサイト構成で、赤系統が主体になっている。
 内部が外観と違いシンプルな作りになっているが、やたらと部屋数が多く、またそのほとんどにパスワードがかかっている為、何が保管されているかを巡って巷で噂になっている。
 管理人は、k3。

 Gehoo!Japan(サイト名)
 アンダーグラウンドに転送された際に最初に訪れることになる看板的サイト。
 各方面へのリンクが充実していて、情報交換の場にもなっている。

 PC(名称&設定)
 プレイヤーキャラクターの略称。
 パソコンを操作している人間のイメージによって作られた、擬似人格のようなもの。
 ここにバイザーを通して精神をリンクさせ、仮想世界で行動する。
 現実の人間と同じように経験を蓄積させ成長していく為、一度破棄したPCを同じ人間が同じ設定で再度作りなおしても別人となる。なお、まったく同じPCを作ることは出来ないが、過去に破棄したPCの行動の記録を再度取り込むことによって、近いものを作ることは出来る。
 性別を偽ったり髪の色を変えたりと様々なカスタマイズが可能だが、日本人は日本人らしく(黒髪黄肌など)と使う言語によってベースはあらかじめ決まっている。
 1台のパソコンに付き、3つのPCが作成可能。

 UG(名称)
 公に運営するのが憚られるサイト群が隠れている、地下世界(アンダーグラウンド)の略称。
 法などあって無いようなもので、抗争によって死者(破棄PC)が出ることもある。
 ハック系、ドラッグ系、アダルト系、エミュ系、荒らし系、など細分化されていてそれぞれ独自の世界を作り上げているが、ごく普通にネットを楽しんでいれば、まず接点の無い世界。
 アクセスする為には住人から招待されるか、UG-コネクトキーを持っていることが必要。


・ア行
 アーカイバ(設定)
 ネットワークのどこかに存在しているとされる、全てを管理する機構。
 過去の記録の全てを収めていて、また、これから起きる未来の記録もあるらしい。
 人間が管理していると思われるが、今まで該当者の名前が一回も出てきたことが無いので、人工知能では無いのかと巷で噂されている。

 アクセス番号(設定)
 ネットワークにアクセスする際に割り当てられる番号。
 現実世界で装着しているバイザーごとに番号が違い、これで個別認識をしている。

 あじのひらき(サイト名)
 あじが24時間態勢で運営している治療&技術系サイト。
 最初はプログラミングの相談を請け負っていたのだが、無料で破損PCの修復を行ってくれるとの噂が広まった為に、いつの間にか治療系サイトとして認識されるようになった。
 いつ破損したPCが運び込まれてもいいように、準備は整っている。

 荒らし界(名称)
 UGの一角にある、他人のサイトを荒らすことが好きな人種の集まる場所。
 他の界隈に比べると若干ではあるが敷居が低く、簡単に入れる。
 全盛期には大勢の人間がいたが、看板的サイトが閉鎖したことやネットポリスが取り締まりを強化し始めたことなども手伝って、年々人口が減ってきている。

 荒らし幕府(サイト名)
 荒らし界を語る場合、この存在を無視することは出来ないほど有名だった荒らし依頼サイト。
 荒らし界の平定を謳い、ハック系のサイトに宣戦布告するなど絶えず争いの火種を作り出してきたが、最終的には荒らし幕府の運営方針を快く思わない暗黒幕府との全面戦争に負け、消え去った。
 サイトがあった時の外観は日本城そのもので、初代将軍(管理人)は北条クポッ!。

 暗黒幕府(サイト名)
 荒らし幕府の運営方針に疑問を感じた人間が立ち上げたサイト。
 管理人は、暗黒元帥。
 最初は誰も見向きはしなかったが、様々な事件を経て荒らし幕府を打ち倒すまでに成長した。
 その後、名前を暗黒黙示録と変え、糞王国に次ぐ現在の荒らし界の看板的サイトになっている。

 暗黒黙示録(サイト名)
 暗黒幕府が荒らし幕府を倒した際に、この名前にサイト名を変えた。


・カ行
 牙突(設定)
 $2が繰り出す速さと威力の二つにのみ焦点を絞った突き。
 その速さは目で追うことが出来ない程だが、逆に言えば回避を無視した一直線の突きの形なので見切られてしまえばこれほどカウンターが恐い技は無い。

 監視所(設定)
 UGの各所に設置されている、周囲を監視する場所。
 主に、表の世界からの招かれざる客を発見することを目的にしている。

 機械(通称)
 フェイが時たま使う機械。正式名称はDLP。
 現在のサイトの座標や、今まで通ってきた場所の履歴などが分かるようになっている。

 グアム産のなまこ(設定)
 aaa.comの嫌いなものの一つ。
 k3はよく嫌がらせにカクテルに添えて出す。

 糞王国(通称)
 Fuckin'Kingdomの略称。日本語で直訳すると糞王国だから。そのまんま。

 グーングニル(プログラム名)
 暗黒元帥がクポッ!討ち取った際に新調した武器。
 今までの日本刀ベースとは違い、中世ヨーロッパのランスをベースにしている。
 攻撃方法をやや変えたものの、高速で突きを繰り出し多段衝撃波を生み出す「天照」は健在。

 幻影処断(サイト名)
 某漫画の組織名を捩って、荒らし盗賊集団と名乗っていたサイト。
 荒らし依頼を受け付け、それなりの賑わいを見せていたのだが、荒らし幕府が暗黒幕府に倒されると次の標的になるのを恐れて、自ら閉鎖した。
 余程慌てていたのか、サイトの跡地にはまだ多くのデータが残されている。

 UG-コネクトキー(設定)
 住民から招待される以外でUGに入る手段。
 古代文字が書かれており石碑のような形をしているのが特徴だが、一つ一つに書かれている文字が違う為、全て集めると何かが起こると言われている。


・サ行
 自己修復(設定)
 パーソナルデータを元に、破損した箇所を自力で直す行為。
 時間もかかり慣れていない人間がやると中途半端に傷が治ってしまうので、治療能力を持つPCのところへ行くことをお勧めする。

 自爆(設定)
 読んでそのままの通りに、自爆である。
 PCを破棄する時に、そのPCしか持っていない固有の情報を他人に渡るのを防ぐ為の手段の一つに、自爆を選ぶことが出来る。
 破壊されるPCの周りには瞬間的なネットワークの歪ができ、それに巻き込まれると他のPCも損傷を負うため一般的にはあまり使われていない。
 機密事項を持ったPCや秘密取引を行ったPCなどは、この方法で破棄される。

 灼眼(設定)
 ロクでもないヤツの代名詞。
 PCベースの関係上、人間としてありえない赤目は特殊なパッチを使わなくては変更出来ないのだが、格好付けたい人間や、他人と違う眼を持つことで優越感に浸りたい人間などが大枚をはたいて入手している。≒ロクでもないヤツ。


・タ行
 大般若長光(プログラム名)
 クポッ!が武器として使用した攻撃プログラムの名前。
 3尺はある大太刀で刃は紫色、この世に切れないものはないと言われる名刀中の名刀。
 極限まで高めた気を刀身に集中させることによって、全てを飲み込む「月読」という衝撃波を生み出す。

 鶴の紋様(設定)
 暗黒幕府が示していた、自サイトを示す旗。
 戦場に赴く時も、これを掲げていた。

 デスサイズ(プログラム名)
 フェイが使う大鎌のプログラムの名前。
 自分と同程度から3倍近くまで大きさを自由に変えられる。
 また、刃を振動させ特殊な衝撃波(ジャッジメント・デイ)を撃ち出すことも出来る。

 転送ゲート(設定)
 ネットワーク上を移動する際に使う扉のようなもの。
 転送の種類によって周りに出来る輪の色が違い、既存のリンク(サイトなどの)を使った場合は赤と黄色、直接指定(ブックマークなど)は青と緑、強制転送の場合は黒と白で表される。
 また、個人で持ち運びが出来る携帯型の転送ゲートもある。
 これには簡易と上級の2種類があり、上級はより遠く離れた場所まで早く安定に飛ぶことが出来る。

 東京アンダーグラウンド(サイト名)
 荒らし界最古参と言っても過言ではないほど古い歴史を持つサイト。
 管理人はdarkdarkで、倉庫には様々なスクリプトやプログラムが保管してある。
 広大な敷地を持っているのが特徴で、そのほとんどに一年中彼岸花が咲き乱れている。


・ナ行
 日光助眞(プログラム名)
 暗黒元帥が使っていた、攻撃プログラムの名前。
 クポッ!の大般若長光に対抗して作られた。
 極限まで高めた気を刀身に集中させることによって、「天照」という多段衝撃波を生み出すことが出来た。既にこの世には存在していないが、その一部はグーングニルに受け継がれている。

 寝起きのaaa.com(設定)
 下手に刺激しようものなら、二丁銃が問答無用で火を吹く。
 一度k3がaaa.comを無理矢理起そうとした時は、糞王国が半壊する被害にあった。

 ネットポリス(設定)
 仮想世界で警察の役目を果たすもの。
 現在掲げているスローガンは”アンダーグラウンド撲滅”だが、あまり進んではいない。
 元UG出身者のネットポリスも数人居るが、彼らが居た界隈からは裏切り者と呼ばれている。

 ネットポリス混成チーム(設定)
 ”アンダーグラウンド撲滅”を目指して、表の世界から送られてくるネットポリスの精鋭集団。
 過去、第1次から第6次までが派遣されたが、その全てがことごとく失敗している。
 理由としては我の強いメンバーを纏められなかったことや、思った以上に狙った界隈からの抵抗が激しかったことなどが上げられる。
 たった一人のPCに全滅させられた第3次派遣は、ネットポリスの歴史の中での最大の汚点。


・ハ行
 パーソナルデータ(設定)
 PCを登録する時に入力しなくてはならないデータ。
 自己修復を行う際に必要となる、人間でいうと血液型や体質的なものである。

 バグ(設定)
 アンダーグラウンドに放置された不正プログラムから生まれた、悪意ある擬似生命体。
 手当たり次第にPCを襲うことからバグバスターと呼ばれる、それ専門の処理業者も現れている。

 ハック界(名称)
 アンダーグラウンドの最上部に位置している、界隈の名称。
 不正アクセスを生業にしたPCが集まっている。
 また、大小さまざまな勢力が集まっており、年中抗争が耐えない場所でもある。
 aaa.com、神薙、水無瀬、焔、高城などはこの界隈出身である。

 パッチ(設定)
 PCの外見を変えるために使うプログラムの総称。
 細かなもの(髪色や装飾品)から大雑把なもの(性別や外見年齢)までありとあらゆるものが揃っているがプログラムによっては7桁もの値が付くことがある。

 武器(設定)
 別名、攻撃プログラム。
 アンダーグラウンドを生活の中心の場としていると、時たま悪意に巻き込まれることがある。
 その場合に、自らを守るのが武器である。
 各々プログラムした武器を呼び出して使うのが主だが、PCの種類だけある訳で何万通りとある。
 基本的な形のものほどプログラムしやすく、水や炎と言った流動的な物質は余程のプログラミングの腕が無い限り、武器としては扱えない。

 閉鎖空間(設定)
 なんらかの事情により、特別に作り出された空間。
 招待キーを持っていなければアドレスを知っていても転送されることは無い。
 座標を隠したり、そこから他の場所へ転送出来ないようにしたり、と様々な設定をすることが出来る。

 北斗七星(プログラム名)
 $2が使う攻撃プログラムの名前。
 刀身に7つの光が走っていることからこの名前が付けられた。
 普段は斗魁と斗柄の二振りに分かれているが、牙突を使う時にのみ一つになり、北斗七星となる。


・マ行
 未帰還者(設定)
 何らかの理由により、仮想世界からログアウト出来なくなった人間のことを指す。
 現実世界の人体は植物人間に近い状態になるが、現段階では有効な治療手段が無い。
 年平均数十人ほどの未帰還者が出るが、各国の政府はそれに関する発表を一切行っておらず、世間一般では名前はおろか存在すら知られていない。

 鳩尾(名称)
 人体の急所の一つ。ここを本気で殴られたらどんなに鍛えていても耐えられないだろう。

 三の鱗の紋様(設定)
 荒らし幕府が示していた、自サイトを示す旗。
 戦場に赴く時も、これを掲げていた。

 室町幕府(サイト名)
 足利幕府の名前で運営を始めるが、閉鎖・移転を繰り返し現在の室町幕府に落ち着く。
 荒らし幕府のサイト構成を真似た為、日本城のような外観をしている。
 管理人は足利尊氏。故・荒らし幕府と同じように荒らし依頼を受け付けている。


・ヤ行
 八咫烏とk3とaaa.com(設定)
 仲が良さそうに見えるがそうでもなかったり、でもやっぱり仲が良さそうに見えたりする謎の組み合わせ。裏設定以下の憎愛劇があったりするが、それはまた今度の機会にでも。


・ラ行
 歴史資料館(サイト名)
 UGのネットワーク上に浮かぶ、閉鎖空間の一つ。
 招待キーを持つ人間以外には入れない場所となっている。
 中にはネットの歴史に関する膨大な蔵書が収められていて、読んだ端から新たな情報が追加されていくので全てを読みきることは不可能と言われている。管理人は、歴史家。

 ログアウト(設定)
 仮想世界上にあるPCとリンクしていた精神を分離させ、現実世界に戻る方法。
 動作の最中にトラブルがあったり、正しい手順で行われなかったりすると精神に異常をきたす場合があるが、その確立は研究機関の発表によると5000万人に1人の程度となっている。