今月21日で4周年でした。おめでとう、おめでとう。年もとるはずです。
ぶっちゃけ忙しくて、諸々の準備は出来ていません。GWあたりに暇があったらやりたいと思っています。気長にお待ち下さい。というか、申し訳御座いません。
同態復讐法というものがあります。これは云うところの目には目をというやつで、罪に対して同じ方法で償わせるという法です。
そんな同態復讐法に関する事件がサウジであったそうです。この事件自体はわりとどうでもいいんですが、筆者の見解に少なくとも2つの誤りがあります。
1つは、目には目を〜の出典がハンムラビ法典だという点。世界史の教科書なんかにもそう書いてある事がありますがこれは明らかな誤りで、出典はトーラー（の出エジプト記・レビ記・申命記）です。勿論、ハンムラビ法典にも内容的には同じ事が書いてあるのですが、目には目を云々といった言い回しは旧約の方だということ。
2つ目は、同態復讐法を報復の悪循環へと繋がるものと見なしている点。同態復讐法というのは、そもそも無制限に復讐の悪循環が広がらないようにする為に設けられた制限なのです。もしかしたら筆者はアラブ民族の血の復讐と混同しているのかも知れません。もっとも、血の復讐でも一応同程度の損害を与えるという事になっていますが、こちらではむしろ部族のプライドが優先されているので部族間抗争の泥沼化に繋がりやすいです。
異文化理解への道は険しいですね。