snowhat.org > ハッカーとクラッカーの違い


※注意※
以下は管理人の解釈や意見であって、
絶対的に正しいこととはいいきれません。

最近はハッカーという言葉をよく耳にするようになっていますが、
本当のハッカーの意味を知っている人はどれぐらいいるでしょうか?
おそらく半数以上の人が、ハッカークラッカーの意味を取り違えていると思います。
原因はマスメディアが、ハッカークラッカーを統一してハッカーと呼んでいることにあるのですが、
ハッカーという言葉は決して軽々しく使っていい言葉ではないと思います。

ハッカーがネットワークに不法侵入するなんていう記事はたくさんあります。
しかし、こういった一般的な見解の中にも真実は含まれていると思います。
実際に、「ハッカークラッカーの違いについてをきっちりしる。」と言っているのは、
実際はハッカーでもクラッカーでもない人で、
ハッカーさんは、ハッカークラッカーの違いについては、あまり気にならないようです。

ハッカークラッカーを辞書で引くと、
hacker : 優れたプログラムの作成・改良をする人
cracker : ネットワークに不正にアクセスをする人
と書いてありました。(最近の英和辞書はすごいなぁ)

きっちり区別する時は、ハッカーのことをWhite hatと呼んだり、クラッカーのことをBlack hatと呼んだりもします。

その他にハッカークラッカーに決定的な違いがあるとすれば、
エンジンの点火装置をショートさせたからといって自動車エンジニアにはなれるわけではないのと同じで、
セキュリティーを解除できたからといってハッカーになれるわけではないことだと思います。

ハッカーになりたい人達のほとんどは、ハッカーの意味を取り違えて、
ただ単にクラッカーになりたいだけだと思いますが、
本物のハッカーになるには、人の役に立つ喜びを知ることが大切だと思います。
クラッカーみたいになれば、ムカつくサイトをぶっ壊したり、改竄したりできるようになれるかも知れません。
しかし、クラッカーになっても、友達の間ではすごいと思われるかもしれませんが、世間からの目は冷たくなります。
逆にハッカーになれば、エリート(31337)と思われて、友達に注目されたり、デートにありつけたりします(笑)。

最後に、クラッカーみたいなことをするのも、スリルがあっていいかもしれませんが、
ハッカーのように、その先へ行く喜びがあることも忘れないで下さい。