この記事は2005年頃に執筆した文書がもとになっている。
序
使用した OS は FreeBSD5.3-RELEASE。DiCE のバージョンは 0.19。Linux 版を Linux エミュで走らせる。
インストール
fetch で DL してインストールする。現在のバージョンは DiCE DynamicDNS Client (for Linux) のページで確認する。
# cd /usr/local/bin/ # fetch -o diced01911.tar.gz "http://www.hi-ho.ne.jp/cgi-bin/user/yoshihiro_e/download.cgi?p=diced019" # tar zxvf diced01911.tar.gz
設定
例では DNS 更新間隔15分で設定している。
# /usr/local/bin/DiCE/diced :setup >n >n >y >n >n >15 >y
更に add コマンドでイベントを追加する。自分が利用しているサービスを指定して、設定に入る。下の例では、VALUEDOMAIN。ホスト名なしを設定してやりたい場合は、www の替わりに @ と入力。
:add >VALUEDOMAIN >example.com >www >id >password >[enter] >www.example.com >5 >0 >y >y
以下は、ddo.jp を選択した場合の例。
:add >ddo.jp >ddo.jp >example >[enter] >password >[enter] >example.tsukumo.jp >5 >0 >0 >y >y
必要な数だけイベントを追加したら、ex コマンドでイベントを今すぐ実行してみる。
:ex 0
その他、help コマンドでヘルプを参照出来る。良ければ exit で終了。
起動
バックグラウンドでログを残して起動するには、
# /usr/local/DiCE/diced -d -l
後は設定した間隔で自動的に更新してくれる。システム起動時に実行したければ、例によって /usr/local/etc/rc.d/ あたりに起動スクリプトを実行権限を与えて放り込んでおけば良いだろう。
ddo.jp の設定
ddo.jp で更新時にError:サーバーに接続できませんでしたと表示される場合、ddo.jp.plg で HTTPS 接続から HTTP 接続に変更すると正常に更新される。
# vi /usr/local/bin/DiCE/plug-in/ddo.jp.plg
[Updater] Method=GET Script=http://ddo.jp/dnsupdate.php?dn=<H>&pw=<P><O1>