この記事は2005年頃に執筆した文書がもとになっている。
序
FreeBSD5.3-RELEASE をセットアップした際の備忘録。最低限(筆者が)必要な設定のみ載せている。なお、インストールは既に終わっているものとして話を進めていく。
古いマシンを利用している為、X 関連はインストールせず、SSE の設定も必要としていない。音もなし。主に Web サーバとして利用するものとする。
APM 有効化
5.x系では ACPI が標準で有効なので、若干設定が必要。
# vi /boot/device.hints
hint.apm.0.disabled="0"
# vi /boot/loader.conf
apm_load="YES"
# vi /etc/rc.conf
apm_enable="YES"
ブート画面を4.xの挙動に変更
デーモン君のブート画面から、以前の挙動に戻す。
# vi /boot/loader.conf
beastie_disable="YES"
sendmail 停止
タイトル通り。sendmail は当面使用しないと仮定して。
# vi /etc/rc.conf
sendmail_enable="NONE"
ついでに、syslog の設定もコメントアウトしておく。
# vi /etc/newsyslog.conf
#/var/log/sendmail.st 640 10 * 168 B
syslog 整理
要らないものはコメントアウトして、必要なものは追加。当たり前か。例えば以下のように。
# vi /etc/syslog.conf
#mail.info /var/log/maillog console.info /var/log/console.log *.* /var/log/all.log
# touch /var/log/all.log # vi /etc/newsyslog.conf
#/var/log/maillog 640 7 * @T00 J
linux エミュ
OS のインストール時に既にインストールされているものとして、プロセスファイルシステムの設定を追加。
# vi /etc/fstab
linproc /compat/linux/proc linprocfs rw 0 0
# vi /compat/linux/etc/fstab
proc /proc procfs rw 0 0
CVSup, portupgrade
ports やパッケージからインストール。入れるのは CVSup(net/cvsup-without-gui)、fastest_cvsup(sysutils/fastest_cvsup)、portupgrade(sysutils/portupgrade)。適当にシェルスクリプトを書いて、cron で定期的に実行してやる。
日本語環境
たまに必要になるので整備しておく。まずは ports やパッケージからkon(japanese/kon2-14dot)をインストール。その後5.x系では、
# vi /etc/devfs.conf
link ttyv0 vga
としてやる。
jman(japanese/man, japanese/man-doc) もインストールしたら、
> vi ~/.cshrc
setenv PAGER jless setenv LC_CTYPE ja_JP.eucJP setenv JLESSCHARSET japanese